二重整形の埋没法で使われる糸が見えて違和感はない?糸は最終的にどうなるか

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埋没法では、医療用の特殊な細いナイロンの糸を使用します。糸がまぶたに残ったままで違和感はないのか?心配な女子も多い筈です。

埋没手術後1週間程度の違和感が残るのは特に心配する必要はありませんが、手術から時間が経っても違和感が治らなかったり目に痛みを感じ始めたら、手術を受けたクリニックに相談し処置を受けなければなりません。まぶたにゴロゴロするような違和感や不快感を感じるようであれば、埋没糸が目の角膜を傷つけている恐れがあるため、そのまま放置せずにできるだけ早く相談するようにしましょう。

そこで今回は、埋没法で違和感が出る場合、埋没法の糸は最終的にどうなるのか?埋没法の糸について解説します。

筆者紹介大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当、日本でレーザー脱毛が普及し始めた90年代後半には、美容外科クリニック開設業務にも携わる。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)

埋没法で違和感が残るのは何故?

埋没法の術後、違和感が出る場合の多くは、手術による腫れが原因です。二重整形術の中でも埋没法はメスを使用しないため、腫れは起こりずらく、術直後の腫れから1~3日以内にひく方が殆どです。腫れが引けば違和感もなくなります。しかし、必ずしも違和感の原因が腫れではない事もあるのです。

埋没法は腫れがひけば違和感は解消

埋没法の二重整形を受けた直後に違和感があるのは腫れによるものが殆どです。埋没法は、切開を伴わないため腫れや痛みは出にくいと言われていますが、施術内容としては針で糸をまぶたの中の筋肉や組織に通しているのです。もちろん医療用の特殊な細いナイロンの糸を使用していますが、皮膚には小さな穴が開き、異物を体内に残している事には違いはありません。術後は傷を治そうとする力が働くため、たくさんの血液が集まり、炎症を誘発する物質が放出されます。腫れや違和感が出る事も十分に考えられます。これはもともと人間に備わっている機能の一つで個人差があります。

しかし、埋没法では、切開法のように抜糸の必要がありません。まぶたを切開する事もないので、腫れが残るのは1~3日、長くて1週間前後です。術後は徐々に腫れがひき腫れが引けば違和感もなくなるのが通常です。

埋没法の糸を強く締め過ぎて違和感が残る

埋没法は腫れずらく、違和感が残ることはほとんどないと言われています。しかし、中には目ザイクのファイバーで思いっきり二重ラインを作った時のような?まるで二重のラインが食い込んでいる印象だったり、つっぱり感や違和感が残る方もいます。この場合の多くが、糸が緩んで外れないようにする為に、糸を強く締め過ぎたのが原因です。埋没法のクイック法が流行り始めた20年くらい前は、医師の技術がニーズに追い付かず、糸を強く締め過ぎて違和感が残るケースは頻繁にあったようです。

埋没法の術式により違和感が残る

埋没法はクリニックによって料金設定も術式も違います。一般的には「クイック法」と呼ばれ、短時間・低価格で手術が終了する埋没法の多くは、瞼板法という術式です。瞼板とは結膜の裏側のやや硬さのある組織です。瞼板法は、その瞼板に糸を通し、まぶたの裏側(結膜側)で糸を留めます。瞼板とまぶたを糸でつなぐ様なイメージですが、まぶたの裏側に糸は出ません。現在の埋没法の多くは糸が皮膚から見えない完全埋没法を採用しています。しかし、瞬きやアイメイク、目元のマッサージや、目をこする習慣などで、糸が切れたり、糸がまぶたの裏側に出てしまう場合があります。これが違和感の原因になるのです。

まぶたの裏側に糸が出てしまうと眼球の黒目の部分である角膜を刺激し、傷つけてしまう可能性があるだけでなく、角膜についた小さな傷から感染症にかかってしまう事もあります。進行すると視力に影響する場合もあるのです。違和感や痒みが出たら、自己判断で患部を触る事は危険です。擦ったり掻いたりせず、すぐ手術(埋没法)を受けたクリニックへ相談しましょう。

違和感を感じた場合どうしたらいい?病院に行く目安は?

糸を使用する埋没法は手術後、チクチクした痛みやゴロゴロした不快感がある場合もありますが大部分は糸の結び目に原因があります。通常埋没のダウンタイムは約1週間と言われていますので、1週間経って腫れが引いているのにも関わらず、まぶたに違和感がある場合は手術を受けたクリニックに相談してみるのが良いでしょう。

また稀に目を開けていられないほどの激痛を感じることがありますが、これもまた埋没糸の結び目が原因で、出来るだけ早く病院に相談することをお勧めします。何らかの原因で外に出た結び目がまばたきの度に角膜に触れ、角膜の表面を傷つけている可能性があるからです。

手術後このような違和感があるケースでは、点眼薬で治療をするか手術で糸を除去するのが一般的ですが、糸の結び目を探し出す手術は難易度が高いため糸除去を断られることや手術をしても完全に糸が除去できないこともあります。

特に挙筋法よりも瞼板法で行った場合は皮膚の内側に糸が埋まりやすく、また手術から時間が経てば経つほど埋没糸の色が抜けるため糸除去の難易度が上がります。当然整形手術を受けたので最初は違和感があると考える方もいる筈ですが、大きなトラブルを避けるために小さな違和感を無視せず早めに対処するようにしましょう。

埋没法はクリニック選びが重要

上記でも紹介したように、糸を強く締め過ぎると違和感が残ります。逆に糸の締め方がゆるいと、糸が外れたり切れたりする可能性が高くなります。この「緩すぎる事無く・キツ過ぎる事も無く、適度に。」という手技は、対象となるまぶたの厚さや性質を考えた上で、担当医がどう施術するか?にかかっています。知識はあっても経験が少ない医師と、様々な症例を経験した医師が行う糸の締め具合には違いがあって当然です。埋没法の手術は簡単ですぐ終わると言われています。しかし、医師の経験と技術により仕上がりに差が出る手術でもあるのです。

埋没法の手術件数の多いクリニックや医師を選ぶ

埋没法の手術が受けられるクリニックは美容外科といった美容クリニックです。今世紀に入り、レーザー脱毛などのレーザー治療器が普及した事によって昔から地域にかかせない存在だった皮膚科のクリニックが美容皮膚科から美容外科の治療も始めるなど、自由診療で行える標榜を掲げるクリニックが増えています。それに伴い簡単・手軽な手術と思われがちな埋没法やフィラー注入(ヒアルロン酸やボットックス注入など)いわゆるプチ整形で事故が起こるケースも実際にあるのです。

他の美容整形術と比べて比較的に安価であり短時間で行える事から手軽なイメージの埋没法もクリニックや医師によって、使用する糸や針が違います。糸を通す組織や糸を留める数、糸を結ぶ箇所も異なり独自の術式やオリジナルの針や糸を使っているクリニックもあります。特に糸の締め具合は重要で、まぶたの厚みに対して適切な締め方が行われていなかった場合、術後に糸が切れたり外れたりするだけでなく、腫れが引いた後も違和感が残ってしまう事もありえます。美容整形外科が珍しくなくなった現在、埋没法を得意とする医師も存在し、中には眼科と提携しているクリニックもあります。術後のトラブルを避けるためにも埋没法の手術件数の豊富なクリニックや医師の施術を受ける事が安全で確実です。

埋没法の糸は最終的にどうなるのか?

埋没法はまぶたの内側に医療用の特殊な糸を通し、固定する事で二重のラインを作ります。つまり抜糸を行わず、糸をまぶたの中に残した状態です。その糸の作用によって、まぶたが折り重なり二重のラインが作られるのです。では、まぶたに残した糸は最終的にどうなるのでしょうか?

埋没法の糸は永続的に残る

埋没法はまぶたの中に残した糸の作用により二重ラインをキープします。埋没法で使用する糸は医療用の特殊なナイロン製の糸です。ナイロン製の医療用縫合糸は人間の体内において、腫れる等の反応が他の素材と比べて軽度である。とされています。ちなみに時間の経過と共に体内に吸収されてしまう事もありません。つまり一度埋没法でまぶたに糸を留めた場合糸を抜き取らない(抜糸)限りまぶたの中には永久的に糸が残ります。埋没法は切開法のように、まぶたを切って縫い付け、組織を癒着させる手術ではない為、抜糸したらすぐに二重ラインは無くなってしまいます。また、リフトアップで使う糸のように、自然に皮膚の中で消えてなくなる事もありません。

埋没法には抜糸する事で元に戻すことが可能。という大きなメリットがあります。つまり術後、二重ラインの幅が気に入らない等の、理想とする仕上がりにならなかった時、又は違和感が取れない場合などは、二重ラインの作り直しや、元のまぶたに戻すことが出来る利点があるのです。
抜糸する時の注意点として、上記でも紹介しているように、埋没法はクリニックや医師によって、糸の通し方や留め方が違います。クリニック独自の術式を行っている場合は特にですが、実際に担当した医師本人でなければ、抜糸が困難なケースもあるのです。埋没法の抜糸は、糸の結び目を探す事から始まります。糸が露出してしまっている場合などは容易に抜糸できますが、まぶたが厚い方や糸が筋肉内に入り込んでいる方の「糸の結び目」を探す事は簡単ではありません。埋没法での手術時間は10分だったのに、抜糸するためには数時間を要したという事も珍しくありません。糸のかけ直しや抜糸は埋没法を受けたクリニック・担当した医師に依頼するのが安全で確実です。

埋没法で使われる糸について(まとめ)

埋没法で二重整形術を受けた場合、まぶたの中には抜糸しない限り永続的に糸が残ります。さらに、埋没法によって二重まぶたのラインが持続できる期間は3~5年と言われています。アフターケアや再手術になる場合も想定して、クリニックや医師選びは慎重に行いましょう。