埋没法の保証①二重埋没法の保証の注意点とは?病院ごとに違う内容と期間 

皆さんはご存じですか?平成29年末に特定商取引法の改正がありプチ整形(美容医療サービス) が特定継続的役務提供に追加されました。これは、ひと月以上の通院が必要で、かつ5万円以上の施術(手術)料金の契約が対象となります。具体的な例としては医療機器を使用した痩身(ダイエット)施術や医療レーザー脱毛施術、シミ&シワとりの光治療などがこの対象です。

では、この法改正で何がどう変わったのでしょうか?
結果的には二重埋没法などの「プチ整形」と呼ばれている施術に関しても、クーリングオフが可能になりました。エステ等と同様の契約というイメージです。
そこで今回は、意外と知られていないクリニックによって異なる二重整形術(埋没法)の保証と契約についてお話していきます。

筆者紹介大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当、日本でレーザー脱毛が普及し始めた90年代後半には、美容外科クリニック開設業務にも携わる。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)

二重術や美容整形の契約と保証制度とは?

上記でお話した二重埋没法などの美容医療サービスは特定商取引法の対象外だった事で以前から医療法の規制を受けていました。しかし、近年の医療レーザー脱毛やプチ整形ブームにより、必然的にクリニックと患者間において施術や契約を巡るトラブルが増加したため、今回の法改正となった経緯があります。

要確認!プチ整形も契約書が必要

一言に美容整形といっても、内容は様々です。「プチ整形」と呼ばれ、日帰りで行なえて安価な手術から、脂肪吸引や豊胸術といった高額な手術まで金額の幅はとても大きいのです。しかし、どんな金額の施術であっても患者に対し、十分なカウンセリングを行ない、その結果として手術を希望した場合には、料金の見積もりを提示し、契約書を交わす事が必要です。

この契約が成立するには、医師から行なわれた説明に対し、患者が同意している事が大前提となります。
術後に避けられないのがダウンタイムです。腫れや痛みなど、個人差はあるものの、このダウンタイムについて医師からの説明は必要不可欠となります。手術に関する説明について一通り説明を受け、その上で患者が契約に合意した場合にのみ、成立するのです。
「契約」自体は、たとえ口約束であっても成立してしまいます。
手術後にトラブルが起こった場合に、医師は説明したと主張し、患者は説明を聞いていない事を強調する様な「言った」「言わない!」の状態になる事を避ける為に契約書を交わすのです。二重埋没法は、プチ整形と呼ばれていますが視力に直結するデリケートな部位であり、顔の第一印象を決める部分の手術になります。

「契約書」は自分の目で確認する事に意味があります。高額な美容整形の場合、事前に契約の専門家である弁護士や行政書士などに契約書を確認してもらう事も術後のトラブルを避けるために有効な方法です。

美容整形の保証制度とは

美容整形術には、手術に不確定要素が存在します。美容に対する価値観には個々より違いが大きく、それぞれの価値観に左右される要素が大きい手術なのです。
自分の顔(体)に大きな変化を起こすというこの施術には、必ず不安と期待の両方が存在します。
どんなに技術が進歩し、術後をシュミレーションする事が出来たとしても、「不安はゼロ」とはならないでしょう。
患者は一様に「術後が楽しみ」「失敗したらどうしよう」という相異なる2つの想いを胸にしているのです。実際、どれ程念入りに手術後のイメージをPCモニターを通して行なっていても個人の希望と手術後の現実にズレが生じる場合があります。
また、二重整形(埋没法)など、何かの原因で糸が取れたり、フィラー注入(ボトックス注射など)のようにシワが取れなかったりというケースもあるのです。

こういった、手術前の患者さんの不安を解消し、手術後の効果を保証する為に、多くの美容クリニックでは保証制度を用意しています。内容は、手術の種類によっても異なり、保証期間もクリニックや手術ごとに違いがあります。

記載方法も様々で、保証書を別に発行するクリニックもあれば、契約書に記載してあるクリニックもあります。保証に追加料金がかかる場合や、手術料金に含まれている場合もあるのす。いずれにせよ、契約書と保証書は全てに目を通し、保証内容と保証期間を必ず確認しましょう。自分の一生を変える事になる手術です。内容を把握し、納得する事以上の安心はありません。

クリニックごとに異なる二重保証

二重整形術の埋没法は、プチ整形の中でもフィラー注入や光治療と違い、術後の結果を明確に判断できます。二重まぶたになっていれば手術は成功と考えているのです。もちろん、術後になりイメージしていた仕上がりと違う事もあります。二重の幅が気に入らなかったり、やっぱり一重まぶたの方が良かった!なんてケースも珍しくありません。埋没法に関しては糸を取れば元に戻る施術です。クリニック側も保証がしやすく、患者さんも保証内容を把握しやすい手術です。

無料保証と有料保証

  • 二重埋没法の保証はクリニックによって様々です。
  • 手術料金に無料保証が含まれている場合。
  • 追加料金で保証が受けられる場合。
  • 期間によって無料保証と有料保証がある場合。
  • 有料保証でも追加料金が1万円以下であり、手術料金と大差ない金額という場合。

このようにクリニックによりその内容は千差万別なのです。

埋没法のメリットは何といっても糸を取ればすぐ元に戻せる事や数年経てば元に戻る点にあります。考え方によっては高額な追加料金を払ってまで、長期間の保証をつける必要はないのかもしれません。

二重埋没法を受ける時の注意点。保証内容と保証期間を必ず確認する事

前述した様に二重埋没法の保証は、クリニックよって保証内容と保証期間が異なります。また、埋没法の術式や手術料金によっても保証内容と保証期間が異なります。自分が希望する手術の保証内容と保証期間は必ず確認しましょう。分からない事や不明点はそのままにせず、カウンセリング時に、医師やカウンセラーに質問し納得した上で手術を受けましょう。内容を把握し、納得する事以上の安心はありません。

要確認。クリニックごとに異なる二重保証の内容

二重保証の内容は主に、再施術としてまぶたの中の糸をかけ直す。糸をとる(抜糸)の2点になります。受けた二重術の術式(手術の方法)によって保障内容や保証期間に違いがあります。保証内容を確認する時に確認すべき点は下記の4つです。

  • 糸が取れた時に同一幅でかけ直してくれるか?
  • 二重ラインが無くなったり、うすくなったらかけ直してくれるか?
  • 二重幅を無料で変更してくれるか?
  • 二重が気に入らない場合、無料で抜糸してくれるか?

クリニックごとに異なる二重保証について。まとめ

いかがでしょうか?術後のトラブルを避け、より理想的な「仕上がり」を実現するためにも大切な事は「手術内容を把握し納得した上で施術を受ける事」です。
その必要性は手軽さが特徴であるプチ整形であっても同じです。受ける施術の金額に限らず、全ての場合において契約書の全文を読み、保証内容と保証期間の確認を必ずしましょう。また、二重埋没法は、意外と医師の経験と技術の差がでる手術でもあります。クリニックのホームページで医師の経験値を把握してからカウンセリングを受ける事も、あなたの「理想の術後」を現実にするためのワンポイントとなる事でしょう。