切らない二重術!埋没法の安全性と二重整形ヒストリー

切らない二重術 埋没法

二重整形と隆鼻術は、日本を中心に発展してきました。美容整形自体は西洋医術が発展したものです。しかし、欧米人は大半の方が二重まぶたで鼻が高いので、二重整形と隆鼻術の必要性が乏しかったようです。そこで、今回は二重整形の歴史と埋没法の安全性について解説します。

埋没法と二重整形の歴史

日本で最初に美容整形手術が行われたのは明治時代です。一般の方が美容整形を受けるようになったのは、大正時代で鼻を高くする隆鼻術に象牙を用いていたようです。二重整形も同じ時期に行われるようになり、一重まぶたを二重にする重瞼術が行われました。

二重整形!埋没法の誕生

今から約100年前、大正期には一重まぶたを二重まぶたにする重瞼術が行われるようになりました。この時すでに、切開法と埋没法が行われていたようです。切開法は、メスを使ってまぶたを切開して二重まぶたを作ります。これに対し埋没法はメスを使用しないでまぶたの中に糸を残して、まぶたが折れ重なる仕組みを利用して二重まぶたをつくる方法です。
埋没法は逆さまつ毛の治療法を応用して出来上がったようです。これはニードル脱毛も逆さまつ毛の治療から生まれたので偶然の一致ですね。

切開法&埋没法からクイック法へ

埋没法は100年前から行われるようになりましたが、その技術は公開されず、その医師の秘術として一子相伝のように親から子へ伝えられたようです。現在の切開法と埋没法の技術が確立したのは、昭和8年に東京の十仁病院の初代院長が全層埋没縫合法と脱脂切開法を開発したのが大きいようです。しかし、埋没法の技術は院内でも公開されておらず、埋没法は各クリニックの企業秘密のような技術でした。
戦後、ナイロン糸の輸入により、埋没法の医療用糸にも使用されるようになり、各クリニックで独自の埋没法が発展していきました。時は流れて平成になりクイック法と呼ばれる埋没法の術式が確立されました。このクイック法は、まぶたの中の瞼板という組織に糸を通し1.2箇所糸を留める埋没法です。
このクイック法は、両目10分前後で手術が完了して、手術後の痛みや腫れが殆どなく、料金も昭和期の二重整形の手術料金と比較すると格安になり、今に続く二重整形ブームを確立したのが埋没法のクイック法です。

埋没法は100年以上前からある安全性の高い二重術

上で説明したように、二重埋没法は、メスを使わない切らない二重術です。また、100年前から行われている安全性の高い術式でもあるのです。

埋没法の種類と安全性

埋没法には、まぶたの中の瞼板という組織に医療用の糸を通す瞼板法、まぶたの上部の筋肉である眼瞼挙筋に糸を通す拳筋法、瞼板と眼瞼挙筋の両方に糸を通すミックス法がありあります。

瞼板法(けんばんほう):クイック法

まぶたの裏側にある瞼板という組織に糸を通し留めます。クイック法とよばれるように比較的手術時間が短くてすみ1、2点留めなら10分前後で完了します。2~30年前にクイック法が流行り始めた頃は、糸がまぶたの裏に出てしまい、違和感が残ったり、眼球を傷つけてしまうリスクがありました。現在は、瞼板法でも糸が出ない完全埋没法を採用するクリニックが大半です。

挙筋法(きょきんほう):完全埋没法

まぶたの上部にある眼瞼挙筋という筋肉に糸を通して留めます。糸が皮膚の外に出るリスクが少なく、完全埋没法と言われています。筋肉に糸を通すので糸がゆるみやすいと指摘する医師もいます。現在、注目されている眼瞼下垂症の原因になるのでは?とも言われており、クリニックによっては挙筋法を採用していない医院もあります。

ミックス法

瞼板と眼瞼挙筋の両方に糸を通すのがミックス法です。両方の組織に糸を通し糸が緩むのをカバーします。埋没法は気に入らない場合、抜糸して糸を外し元のまぶたに戻せるのがメリットですが、ミックス法のように複雑に糸を通したり留めたりすると、抜糸が困難になり、他のクリニックや医師では対応出来なかったり、メスで切開が必要になるケースもあります。

料金だけで判断せず! 埋没法はクリニック&医師選びが重用

現在、埋没法(クイック法)1点留めなら、両目1万円前後で行うクリニックもあります。しかし、値段重視で埋没法を選ぶのは危険かもしれません?埋没法のクリニック選びのポイントを紹介します。

埋没法は糸を留める点数がポイント

両目1万円以下のクイック法を選んだからといって、今は、上で紹介したようにまぶたの裏に糸が出てきて、眼球を傷つけてしまうようなリスクはそれ程ないようですが?1点留めでは、どうしても糸を留める力が弱く、糸が外れて二重ラインが無くなってしまう可能性が出てきます。特に、蒙古ヒダがある一重まぶたの方で、まぶたが厚く脂肪の多い方は、埋没法の1点留めでは、二重ラインをキープする事は困難なようです。

クイック法であっても2点留め以上の3万~5万円前後の埋没法を選んだ方が無難なようです。糸を留める点数については、どのくらいの二重幅を希望するか?あなたのまぶたに合わせて医師が判断してくれます。また、目元は顔全体とのバランスが重用です。あなたにその二重まぶたが似合っているか?二重整形に限らず美容整形は医師の美的センスに左右される可能性もあります。埋没法の経験豊富なクリニックや医師を選びましょう。

切らない二重術!埋没法の安全性(まとめ)

いかがでしたか?二重埋没法は今から約100年前に日本で生まれた二重術だったのです。メスを使用しない切らない二重術で安全性も確保されています。しかし、美容整形は医師の技術と美的センスに左右されます。プチ整形といってもカウンセリングで担当医師の美的センスを見極めるのがポイントかもしれません。

筆者紹介大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当、日本でレーザー脱毛が普及し始めた90年代後半には、美容外科クリニック開設業務にも携わる。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)


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