二重整形を受けたい!と思った時、必ず気になるのが「失敗」です。どんなに有名なクリニックや名医でも失敗の確率が0ではありません。まずはあなた自身が「失敗しないために必要な情報」を知りましょう。
この記事では二重整形術が失敗する確率をリアルに解説し、成功させるためのクリニック選びを紹介しています。
目次
二重整形が失敗する確率は5%以下
高い技術を持った専門医の二重整形術が失敗する確率は5%以下です。あなたはこの数字を見て、どんな印象を持ち、「失敗」というキーワードから何をイメージしましたか?
美容整形術での「失敗」とは患者様が理想とする二重にならなかった状態を指します。100人の施術には100通りの術後があり、全く同じ経過で同じ結果になる事はあり得ません。人間の体は千差万別で痛みの感じ方や、傷の治り方にも個人差があります。つまり美容整形の「失敗」と「成功」は患者様がどう感じたか?が重要なのです。
患者様の満足度が高く、高確率で施術を成功させている医師は、豊富な経験から術後のリスクを回避しながら施術をすすめていきます。そのため埋没法の施術が失敗する確率は僅か1%。切開法では5%程度と言われ、失敗の可能性が極めて低い事が明らかです。
逆に技術を持たない医師が行う施術の失敗率は50%という話もあり、担当医によって得られる満足度に大きな違いがある事は明らかです。「失敗0」「成功率100%」とホームページなどに書いているクリニックもありますが、施術に失敗を感じた患者様は同じクリニックを再び来院するでしょうか?つまりその成功率はクリニック側の主観でしかありません。失敗のリスク回避はクリニック・医師選びから始めましょう。
〔もしかして失敗?と感じてしまう二重整形術後の症状の原因と対処方法〕
※下記はあくまで参考です。必ず医師の診断を受けて判断を行ってください。
症状 | 原因 | 対処方法 |
理想の二重幅になってない | 腫れが残っている。
デザインした二重幅が広すぎるor狭すぎる。 二重ラインが完成していない。 |
腫れが完全に引くのを待つ。
担当医と相談し保証制度の使用や、やり直しを検討する。 |
想像していたより腫れる。
腫れが引かない。 |
術後の正常な現象である事が多い。
術後の過ごし方の中で血行が良くなる行為をしている。 無意識に目を擦っている。(習慣) アイメイクの開始が早過ぎる。 |
麻酔を極力少なくする。(麻酔が多いと腫れも酷くなる。担当医師と術前から要相談)
狭い二重幅にする。 (二重幅が広い方が腫れやすい) 個人差が大きく、切開法の方が時間を要する。 担当医に相談し、正しい術後の過ごし方を続ける。 |
青くなる
内出血する |
血管に針が触れているため起こる。 | 1~2週間で自然と治る場合が多い。 |
痛みが出る | 術後は麻酔が切れた時に少し痛む場合がある。 | 多くの場合は直ぐに治り、耐えられない痛みではない。
強い痛みがある場合は施術を受けたクリニックに連絡が必要。 |
異物感がある | 糸の結び目が目に触れている。 | 1週間前後で自然に改善する場合が多い。
長引く時は担当医と相談し抜糸を検討する。 |
引っ張られている感覚や、
ツッパッリ感がある |
まぶたを糸で留めているため感じる症状。 | |
傷跡が気になる | 二重ラインに沿って施術しているが、技術や体質によっては予想以上に目立つ場合もある。基本的に埋没法では起こらない。 | 担当医に相談しながら傷の回復を待つ。
切開法の修正手術は難しい場合もある。 |
糸の結び目が小さく膨む | 糸の結び目の部分が、目を閉じた時に小さく盛り上がる。
埋没法で施術を行なった場合に起こる症状。 |
担当医に相談し、改善して貰う。
処置によって治せる場合が多い。 |
二重ラインの食い込みが強く感じる。 | まぶたが厚い人に起こりやすい。 | 徐々に落ち着いていく場合が多い。切開法の場合、半年程度の経過を行い改善がない時は医師と相談し、修正手術を検討する。 |
二重ラインの食い込みが弱く感じる。 | 埋没法の場合、時間がたつと食い込みが弱くなり、ラインが薄くなる事がある。
糸が外れ、ラインが弱くなった可能性がある。 ※術後すぐには起こる事は少ない。 |
担当医に相談し再度施術を行なう。又は切開法に変える。
施術直後は食い込みが強く感じられる場合多く、弱く感じる事は少ない。 |
理想の二重にするために!二重整形で失敗しないための病院の選び方
二重整形術で失敗しないために1番必要な事は「クリニック・医師を選ぶ事」です。自分自身が二重整形術に対して正しい知識を身につける事も大切ですが、実際に施術する医師の技術がなくては施術の成功はありえません。理想の二重を実現するために必要な「クリニック・医師選び」について説明していきます。
①丁寧なカウンセリングをしてくれる
美容整形術を受ける上で重要なのがカウンセリングです。どんなに敏腕の医師を見つけても自分の希望を伝えられなければ全く意味がありません。カウンセリングは高額なメニューの説明を聞く場ではなく、施術者に自分が理想とする状態や不安などを伝え、相談する場です。どれだけ真剣にあなたの言葉を聞き、それに対して的確な助言をしてくれるのか?親身になってくれるのか?を確認しましょう。大切なのはあなた自身が、目の前の医師に執刀して貰いたいか?今後そのクリニックに通いたいと思えるのか?です。
②マーキングの精密さ
二重整形術を成功させる鍵は「的確で精密なマーキング」です。マーキングによって必要な針や糸の箇所を決め、施術ではそれを正確に再現していきます。精密さを求められる高度な技術であり、0.1㎜のズレから左右差が出来てしまう場合や、予定していた二重のデザインにならないなど「失敗」の原因に直結してしまうのです。患者様の希望と、まぶたの状態を把握出来ている事はもちろんですが、血管の走行など専門的な知識が必要です。マーキングの精密さと、それを忠実に再現する技術は二重整形術を成功させるために必要不可欠であると言えるでしょう。
③リスクやデメリット、副作用などを説明してくれる
カウンセリングは「患者ファースト」になっている事が譲れない条件です。たとえプチ整形と言われる短時間で行なえる安価な施術であっても、麻酔や針を使用している以上リスクが伴います。クリニックにとって有益性のある内容だけではなく、患者様にとって必要な情報を提供し、専門性のある助言を行なうのがカウンセリングです。施術のメリット・デメリットや術後のダウンタイムの長さ。副作用の程度や追加料金の有無など、クリニックには全ての説明を行う義務があり、施術前に患者様の同意を得ていなければなりません。
④関連のない手術を勧めてこない
美容整形関連の体験談では「安価な施術の情報から来院したのに、全く別の施術をすすめられ、費用も高額になった」という話が絶えません。確かに、美容整形では患者様が求めている「理想の二重まぶた」を、希望している施術で実現するのが難しい事があります。
例えば、厚みのある一重まぶたの方が埋没法1点留めを希望されていた場合は、持続性の低さや糸の食い込みによる違和感が強くなる可能性をお伝えして、他の手術を提案する事でしょう。この様に、メリット・デメリットを説明した上で、まぶたの状態に適した施術をお伝えする場合はあります。
ここでのチェックポイントは、“必要以上の施術やオプションを勧められていないか?”です。予定外の施術の提案があり、納得出来る説明が得られなかった場合、安易に受け入れてしまうのは危険です。「○○の方が痛みが少ない」「△△だと、効果がでない」など、痛みや効果の持続性に対して、不安を煽る言葉が多い場合も注意しましょう。
⑤必要な費用をきちんと説明してくれる
自由診療である美容外科ではクリニックごとに施術内容や料金が異なります。近年は新型コロナウイルスの影響で集客が難しくなり、強引に高額な施術を勧めてくるクリニックもあるそうです。
悪質な場合、埋没法1点留めの予定で施術を受けたのに、実際は3点留めを行ない、想定外の料金を請求されたケースもあります。カウンセリング時には、費用とその詳細が明確である事を確認しましょう。事前に予算を伝え、金銭的な内容も踏まえて相談しておく事がベストです。患者様には自分が受ける施術内容や、かかる費用を知る権利があります。
⑥美容外科医やスタッフが不自然な整形をしていない
二重整形術に限りませんが、クリニックに勤務するスタッフ自身が施術を受けている場合も多く、体験を動画やSNSで発信している事があります。アカウントをチェックし投稿写真を確認するだけでなく、クリニックを来院した際にあなた自身の目で実際にチェックしてみましょう。
患者という立場から見て、違和感や不自然さが感じられる場合、同じ施術を受けたいとは思えないですよね。自分の目で見て感じた情報は一番リアルで有力な判断基準となります。
⑦保障やアフターケアがしっかりしている
術後の保証やアフターケアが万全である事は、施術を受けるために欠かす事が出来ない条件です。美容整形は施術が終わったら直ぐに完結するわけではありません。術後からの経過こそが重要です。ダウンタイムが短い埋没法でも二重が完成するまで1週間前後かかり、患者様にとっては最も辛く不安な時期でもあるのです。
たとえ術直後に何の問題も見られなかった場合でも、経過と共に状態が変わってしまう可能性は十分にあります。
アフターケアと保障は施術の成功を左右する大きな要因の1つです。もちろん、何事もなく順調に経過する事が一番ですが、施術を受ける側としては想定外の事が起きた時こそ、しっかりとした対応をして貰いたいですよね。
又、保障制度についても事前に内容を具体的に確認しておきましょう。“希望通りの二重ラインにならなかった“という理由が対象外になる場合があり、トラブルになりがちです。
クリニックによって、眼科との提携や24時間体制の窓口を用意しているなど、様々な術後のフォローシステムがあります。アフターケアや保障内容の充実はクリニック選びのポイントです。
二重整形が失敗する確率と失敗しないための方法|まとめ
二重整形術はどんな名医が行なっても失敗の確率が0にはなりません。しかし、確かな技術を持った医師が行なった場合、限りなく0に近づける事が可能です。
インターネット上で見られる情報だけでなく、数カ所のクリニックを受診し、実際にカウンセリングを受けて比較してみるのもオススメです。失敗のリスクを避けるための第一歩を踏み出せるのはあなた自身なのです。