多くの人が憧れる大きな瞳にクッキリとした二重まぶた。まるでハーフを思わせるような顔立ちになりたいと思っている人は多いですよね?
「もっと幅の広い二重になりたい」と考えた時、2つの方法が頭に浮かぶ事でしょう。1つは「メイク」、もう1つは「美容整形」です。
ここで二重整形術を選択出来る人ばかりではありません。この記事では自分の力で二重の幅を広げる方法についてご紹介していきます。
目次
まずは理想の二重を選ぶ
自分はどんな二重まぶたになりたいのか?具体的なイメージは出来ていますか?二重まぶたには種類があります。
今は幅の広い平行型の二重まぶたが流行っているため、必然的に平行型の二重ラインを希望される人が多い傾向です。
しかし、自分の希望する二重まぶたが、一番適しているとは限りません。日本人は人口の7割以上が、蒙古ひだのある厚い一重まぶたという特徴を持っています。
そのため幅の広い平行型のまぶたより、末広型の二重ラインの方が自然な仕上がりになります。生れつき二重まぶたをもつ日本人もほとんどがこの末広型の二重まぶたです。厚いまぶたに平行型のラインを作ろうとすると、皮膚に負荷がかかり必要以上に食い込んでしまうのです。
また、意外かもしれませんが、顔の形によっても適した二重まぶたのデザインが異なります。下記は顔の形と二重まぶたの適正です。あなたの顔に適した二重まぶたを探してみましょう。
たまご型の顔
たまご型の顔とは、眉から唇までの縦幅と横の比率が1:1です。比較的どの二重ラインでも似合う事が多く、最も理想的な顔のゴールデンバランスと言われています。まぶたの状態に合わせてデザインを選び、気に入るラインを探していきましょう。
丸型の顔
丸型は輪郭自体が丸く、可愛らしい雰囲気や幼い印象があります。顔の横幅が眉~あごの長さより長く普段から実年齢より年下に見られる事が多い特徴があります。そんな丸顔のあなたには平行型の二重がおすすめです。顔の横幅が比較的に長いので、メイクは「縦」を意識しましょう。
面長の顔
顔全体が縦に長い顔を面長といいます。落ち着いた雰囲気で大人っぽい印象を与える特徴があります。「可愛い」より「美人」や「クール」という言葉で表現されている有名人のほとんどが面長な顔立ちです。
「きれい系」な面長の人には末広の二重まぶたがおすすめです。丸顔の人とは逆に、顔が立てに長いのでメイクは「横」を意識してみて下さい。末広の二重まぶたで顔の印象を「横に広い状態」にする事ができます。
自分にはどんな二重まぶたが適しているのかイメージがつきましたか?ここで注意しなければならないのは「二重の幅を広くしても目が大きくなるわけではない」という事です。
例え顔の形に合わせて二重整形術を行なっても、実質的な目の大きさに変化はありません。逆に、広すぎる二重幅は、ぼやけた眠そうな印象になってしまう事さえあります。
幅が広ければ広いほど、華やかで美しいアイメイクを楽しむ事が出来る。と、思い込んでいる人も多いのですが、重要なのは顔全体のバランスです。目元だけを華美にしても顔の印象としては不自然で違和感を覚える状態になります。
二重幅を広げる方法
二重を作る・二重幅を広げるにはアイプチをする。もしくは美容整形しかない!そう思っていませんか?やってはみたものの上手くいかず、諦めている方もいる事と思います。
実際、アイプチは慣れるまでコツがいりますし、肌トラブルにもなり得ます。また、現実的に金銭面や時間的な問題から両者とも考えられないという方もいるでしょう。
その場合、諦めるしかないのでしょうか?実はこれらの方法以外にも自力で二重まぶたになる方法はあります。
アイラインはダブルラインにする or 細く引く
「整形級メイク」「詐欺メイク」にアイラインはかかせません。これらのメイク術には必ずと言っていいほど、二重まぶたのラインを作る工程が含まれています。では、何でどう書いたらいいのでしょうか?
① ダブルラインをひく
「ダブルライン」を知っていますか?ダブルラインは、自分の二重ラインに沿って線を引いたり、「この辺に二重ラインが欲しいなぁ」という場所にリキットペンシルを使って「二重ライン」を書くというメイク方法です。
もともと二重の人はラインが強調され、幅が広くハッキリとした目元になります。一重まぶたの人はラインを引くことによって二重のような目元を表現する事ができます。
② アイラインは細く引きましょう
二重の幅を広く見せるためにはアイラインを細く引きます。太すぎるアイラインは特に目を閉じた時に不自然になります。
上まぶたの大部分を濃く塗ってしまうようなアイラインは一時期ギャルメイクとして流行りましたが、目元を大きく見せる効果が格段にあるわけではありません。目を大きく見せたいからと言って太いアイラインを引くのは逆効果です。
淡い色のアイシャドウを使う
アイシャドウは淡い色を使いましょう。明度の高い色は膨張効果があり二重幅が広く見えます。オレンジやピンクなどのパステルカラーはもちろんですが、1番効果が強いのは「白」です。
白っぽい色は二重幅を広く見せる効果が強く、特に奥二重や末広型の二重まぶたの方に効果的です。
アイシャドウといえばブラウン(茶色系)が一番いいと思っていませんか?実は、ブラウンには収縮効果があり、使い方によっては目が小さく見えてしまう事があります。
まぶたのタイプ別・アイメイクのポイント
二重幅を広く見せるために効果的なアイメイク方法は、まぶたのタイプによっても違いがあります。
下記のタイプ別・メイク方法を参考にしてみて下さい。それぞれの特徴を活かし、より自然でキレイな二重まぶたを演出する事ができます。
奥二重まぶたの人はグラデーションを作ってメリハリを作る
奥二重の人は目頭から明るい色をのせ、目尻にかけて暗い色にしていくグラデーションがおすすめです。この時、目頭側もしっかり色をのせておきましょう。
「まぶたが重なっているから、少ししか塗らない」という方も多いようですが、それでは目を大きく見せる事も、二重幅を広く見せる事も出来ません。
ありがちなのですが、奥二重になった部分を黒く塗りつぶしたり、濃すぎる色をのせると逆に目が小さく見えてしまいます。薄くラメが入った素材を使用し、透明感の中にも奥行きを作りましょう。
一重まぶたの人は、ブラウン系の発色が持つ最大の力「自然な陰影」を利用
自然な陰影を利用して「疑似二重」を作ると効果的です。
アイホール全体に薄く色をのせた後、二重に見せたい部分にスモーキーカラー(ブラウンやグレー)をのせます。
こうする事で引き締め効果を得られるのです。目尻側の幅を広くし、目を開けた時にアイシャドウが見える位に盛る(色をのせる)事が陰影効果をアップさせるポイントです。
末広型の二重まぶたの人は横幅を強調する
末広型の二重まぶたの方も奥二重の方と基本的な考え方は同じです。目頭から明るい色をのせ、目尻にかけて暗い色にしていく事で目の幅を強調しましょう。ラメを真ん中から目尻側にのせるとハイライト効果が生れ効果的です。
また、注意したいのが末広型の二重はまぶたの溝にメイクが寄ってしまいやすい事です。ベースメイクの段階でパウダーを使用し予防しておきましょう。
平行型二重まぶたの人は引き締め効果のある色を控えめに
憧れる人が多い平行型の二重ラインですが、濃いブラウンやグレーなど、引き締め効果のある色を使い過ぎると、せっかくの二重ラインが目立たなくなってしまいます。
特に幅の狭い平行型二重まぶたの人は要注意です。アイラインは細くまぶたのキワに引き、アイシャドウは肌に馴染みやすく膨張効果があるパステルカラーや、少しゴージャスな印象になるライトブラウンやゴールドを使用します。
まつ毛のカールは抑えめに
マツ毛には強めのカールを効かせて、クルンとさせるのが1番デカ目効果になると思っていませんか?実はマツ毛をカールさせ過ぎると、マツ毛の先が二重幅の部分にかかり、幅が狭く見えてしまうのです。
マツ毛エクステやマツ毛パーマをするときも同様ですが、マスカラをつけた後の状態を想像し、過度なカールにならないように微調節していきましょう。
メザイク・アイテープを使う
メザイクやアイテープは二重まぶたを作る時の必需品ですよね。この他にはアイプチという、言わずと知れた有名なアイテムもあります。
これらを使って二重幅を広くする事が出来るのです。ちなみに皆さんはこれらの違いがわかりますか?実はそれぞれに向いているまぶたや特徴があります。
メザイク
メザイクは特殊な糸を皮膚に押し込んで二重ラインを作ります。上からメイクをしてもバレにくく快適な使い心地なのですが、汚れに弱く使い方に慣れるまで少しの時間が必要です。
まぶたの汚れをキレイに落としてから使う事と、二重幅を広くし過ぎない事がポイントになります。
幅が広すぎるとメザイクが押し込めない事や仕上がりに違和感が出来やすくなるのです。メザイクには取れにくくするための下地や、テカリを予防するためのコーティング剤もあります。合わせて使用してみましょう。
アイテープ
アイテープはメザイクよりずっと簡単でアイプチよりも初心者向けのアイテムです。アイテープにも色々な種類があり両面タイプ・片面タイプ・敏感肌向けがあります。
二重幅を広くしたい場合は粘着力が強い両面タイプを選ぶ事がおすすめです。ポイントは目頭~目尻の端の方までの範囲にしっかりとテープを使用する事です。
マッサージやダイエットをして脂肪を落とす
まぶたは繊細でデリケートな場所です。水分や塩分を取り過ぎるとむくみ、太りすぎるとまぶたにも脂肪がつきます。
こうした原因で二重幅が狭くなっていたり、一重まぶたになっている場合にはマッサージやダイエットが効果的です。
目元のマッサージ
目元のマッサージで血行を良くしてむくみを改善しましょう。指の腹を使って軽く指圧していきます。
眉下の骨の部分を目頭から目尻に向かって押し上げるイメージでやってみましょう。むくみが解消されるだけで二重ラインがハッキリ見え、幅が広く見えるようになります。
ダイエット
脂肪は顔やまぶたにもつきます。細くて小さい目だった人がダイエットした結果、顔の印象が変わり目鼻立ちがハッキリしたというbefore・afterをTV番組などで見た事がありませんか?
フェイスラインや頬の脂肪が減る事で目元が大きく見えます。まぶたについた脂肪を落とす事は、他のパーツより難易度が高いので過度な減量にならないよう注意が必要です。
ホットタオルやアイマスクで目元をほぐす
ホットタオルやアイマスクを使って目元の筋力をほぐして血行をよくします。出来れば冷タオルも用意し、交互にまぶたに当ててみましょう。
こうする事で疲労によって硬くなった目元の筋肉が柔らかくなり、眼精疲労が解消されます。上まぶたをしっかり持ち上げる事が出来るようになるので二重幅を広く見せる事が出来るのです。
理想の二重幅にするには整形が一番!
自力で二重まぶたを手に入れる方法をお伝えしてきました。しかし実際には「理想の二重になる」のは難しいと感じる人が多いのも事実です。
マッサージやアイテープを何年も続ける事で二重になったという人もいますが、レアなケースだと考えた方が良いでしょう。
また、これらの行為には必ず皮膚に負担がかかります。繰り返す事でまぶたにたるみが生じ、結果的に二重ラインになった状態である事がほとんどです。
当然ですが「詐欺メイク」「整形級メイク」はオフすると理想的に作り上げた二重まぶたも消えてしまいます。翌朝には同じ行程を1から再び行なわなければなりません。
二重整形術に一歩踏み出す人の多くはこの、毎日のメイク時間と何より皮膚への負担に懸念を抱く場合が多いのです。
また、宿泊を伴う旅行やマリンスポーツ等、メイクを落とした状態で人と会う事を考えると、二重整形術は時間的ゆとりと安心を得られる一つの手段になります。
二重幅を広げたい!自分で出来る方法|まとめ
二重幅を整形意外の方法で広げる事は可能です。まずは自分の顔・二重の特徴を知り、メイクやアイテープ・メザイクなど色々な方法を試してみましょう。
マッサージやダイエットにも目元を引き締め二重幅を広く見せる効果があります。いずれの方法も時間と努力が必要となり、皮膚への負担がかかってしまう事を忘れてはいけません。二重美容整形を受ける大きなメリットはこれらが解消され、素顔になっても理想の二重幅が持続する事です。
少し先の話になりますが、長い目で考えた時、どんな未来がみえますか?いつまで自力で二重ラインを作り続けますか?何歳になったらやめますか?その時、まぶたはどうなっているでしょうか?
自力で二重まぶたを作り続ける事に少しでも不安を感じるのなら、1度カウンセリングへ行ってみましょう。医学的知識を持ったスタッフがあなたにとって最善の方法を一緒に考えていきます。